消防士や救命士との結婚ってどうなの?《結論:オススメです!》【元東京消防庁消防士・救命士が徹底解説】

日常

こんにちは、元東京消防庁消防士・救命士のきゅーぶです!

 

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

今回は、「消防士や救命士との結婚ってどうなのか」がテーマです。

 

結論から言うと

 

・・・・・オススメです

 

でも・・・

  • メリットやデメリットって何があるの?
  • 給料っていいの?
  • 結婚式ってどんな感じ?
  • どういう生活になるの?
  • 子供は何人つくれる?
  • 老後を含めた将来はどうなるの?
  • どうやって出会えるの?どうやったら結婚できる?

 

こういった疑問に対し、実際に東京消防庁消防士・救命士として10年以上働いていたきゅーぶが徹底解説します。

 

※ここでいう救命士とは消防勤務の救命士です。病院等に勤務する救命士の事ではありません。消防勤務の救命士は消防士であることが前提ですので、「消防士」を「消防勤務の救命士」と読み替えてもらって構いません。

メリットやデメリットって何があるの?

では、消防士(救命士)と結婚することでどのようなメリットやデメリットがあるかそれぞれ見ていきましょう。

メリット

  • 公務員のためリストラがない(=収入源が断たれることなく将来安泰)
  • 収入が安定している(=計画的な家計のやりくりができる)
  • 鍛えられた肉体を持っており健康的(=病院代などあまりかからない)
  • 強靭な精神力を持っている(=家族をしっかり支えてくれる、鬱などで就業不能になりにくい)
  • 不測の事態に強く頼りになる(=急なトラブルが起きても早急に解決してくれる)
  • 家事が得意(=共働きでも家の事を任せられる、自分が料理を作るよりおいしいかも)
  • 聞き上手、話し上手(=何でも相談に乗ってもらえる)
  • 仕事がカッコいい(=自分や子供が自慢できる)
  • まとまった休みが取りやすい(=旅行などの予定を立てやすい)
  • 世間体がいい(=社会的信用が高く、色々と優遇される)

各メリットについて詳しくはこちらのページに消防士(救命士)がモテる理由として書いています。

デメリット

  • まとまった休みが多いために趣味や向上心がない人は家でゴロゴロしてばっかりで、その姿がよく目に入りイライラしてしまうかも。また逆に、遊びに行き過ぎてる姿を見てイライラしてしまうかも。
  • モテるため浮気する人も少なくない
  • 交替制勤務(※1)なら24時間勤務のため、仕事の日は朝から翌朝まで1日家にいない(メリットでもある?)
  • 飲み会が多かったりして、しょっちゅう飲んでばっかりの人もいる
  • 震災や水災などの非常時は仕事明けや休みでも召集されることがある
  • 危険な現場に行くこともあるため、最悪の場合殉職することもある

※1 交替制勤務・・・出動して災害や救急事案に対応する者。他に毎日勤務というものがあり、これは平日朝から夕方までの勤務で、事務や火災予防に関してなどの仕事を行う。

 

以上がメリット・デメリットとなりますが、総合的に見ると、デメリットは管理できる部分もあるし、メリットの方がはるかに大きいかなと思います。

 

給料っていいの?

結婚して将来を考えるとどうしてもお給料って気になりますよね。

 

結論から言うと「良い」もしくは「悪くはない」です。

 

日本の平均年収は令和元年で436万円となっています。

引用元:統計でわかる日本の年収事情!

 

僕の入職時から5年間の年収は以下のとおりです。

2006年度(23歳) 約425万円
2007年度(24歳) 約499万円
2008年度(25歳) 約594万円
2009年度(26歳) 約623万円
2010年度(27歳) 約659万円

 

2年目にして日本の平均年収を上回っています。

 

入職14年目の36歳の時に年収800万を超えました。

 

ただ、就職した消防本部によって結構変わりますので一概に良いとは言えませんが、年収の低い消防本部でも安定性を考慮すると悪くはないと思います。

 

消防本部別の初任給についてはこちらのページを参照してください。

 

結婚式ってどんな感じ?

ひとことで言うなら消防士(救命士)のほとんどの結婚式は「面白い」と思います。

 

なぜなら、新郎側のゲストは体育会系の男たちが多く盛り上がるからです。

 

また、消防には「愛の救助隊」という伝統的な余興劇があり、新婦を「災害現場から逃げ遅れた要救助者」に見立てて救出に向かい、新郎の人工呼吸(キス)で蘇生するという定番の演出で盛り上がります。これは家族、親戚、友人らにとても楽しんでいたただけること間違いなしです。実際、僕の結婚式でもやってもらいましたがとても評判が良かったです。最近では結構アレンジされてたりもして何回見ても楽しめます。

 

そして、新郎はタキシードや袴だけでなく、「礼服」を着るという選択肢も増えます。礼服とは結婚式などのイベントで着るための飾りがついた制服です。僕も結婚式では礼服を職場からレンタルして着ました。最初はタキシードでしたが、新婦のお色直しに合わせて礼服に着替えました。

 

消防本部によっては提携施設があり、かなり安く結婚式ができたりもします。特にこだわりが無ければ是非使ってみるといいでしょう。

 

どういう生活になるの?

消防士(救命士)の妻(もしくは夫)になったからと言って特に制限されることはあまり無いです。

 

ただ、消防士の家から火事を起こしたらとても大きな問題となるため、自家出火には特段の注意を払わなければいけないと思いますが、まぁ普通に生活していれば問題は無いでしょう。

 

また、旅行などに行く際は所在や連絡先を明らかにするため職場に届け出を出さなければなりません。

 

そして、夫(もしくは妻)の仕事関係先からのお歳暮やお中元などは賄賂にあたる可能性があるため受け取ってはいけません。

 

住宅ローンや車のローンを組みやすいので、持ち家や車を所有するのは比較的容易です。

 

時間に余裕があるので家庭菜園やガーデニングなどを楽しんでいる人が割と多いです。あとはサーフィン、ツーリング、ボルダリングなど趣味に没頭している人が多いです。

 

基本的に転勤はありません。それは、消防署が各市町村単位で運営されているためです。つまり、消防職員はその地域を管轄している自治体に就職しているのです。わかりやすく言うと、〇〇市の消防職員は○○市内での消防署の異動はあっても、△△市の消防署へ行くことはありません。東京消防庁だけは一部を除く東京都全体を管理しているため、東京都内での異動はありますが、都外の消防署に勤めることはありません。よって、転勤族のように各地を転々とすることなく、その地域にずっといることができるのです。

 

住まいは持ち家でも、賃貸でも通勤可能なところであれば何も問われません。消防本部によっては家族寮に住めたりもします。僕も家族寮に住んでいたことがあり、東京23区内で3LDKに約4万円の家賃で暮らしていました。ただ、寮はあくまで待機寮なので、非常事態や大規模災害などがあれば呼び出される可能性があります。寮だとそこに住んでいる上司とかその奥さんとかの付き合いが面倒くさいんじゃないのと思われるかもしれませんが、僕がいた寮はみんな所属がバラバラで同じ所属の上司とかはいませんでしたし、小さい子供がいる世帯とは仲良くさせてもらってましたが、面倒くさいご近所づきあいとかは一切ありませんでした。

 

子供は何人つくれる?

経済的に安定しているため子供は2人や3人のところが多いイメージがあります。

 

先輩で4人つくった人も何人かいました。

 

消防士(救命士)は写生会などで小学校などに出向したり、職場見学などで子供の相手をすることがありますので、子供の対応には慣れています。

 

まとまった休みを取りやすいので子作りの予定も立てやすいですし、子供の面倒を見る時間も作りやすいです。平日休みも多いため子供を保育園・幼稚園へ送迎できたり、病院などにも連れていけたり、夏休みなどで予定を合わせやすかったりもします。

 

消防士は若手の頃、生活について厳しく教官や上司に指導されるため、自分の子供にも生活についてしっかりと指導することでしょう。

 

また、職業柄危険と隣り合わせの仕事だったり、心身ともに疲弊する激務をこなしたりすることから家庭に癒しを求めがちなため、家族をつくることに全然抵抗はありません。

 

昔は男は遠慮して取れなかった育児休暇や出産支援休暇などを、最近は取得するように職場が推進しているため育児にも協力しやすいです。

 

そういったことから、子供はつくりやすい職業といえるでしょう。

 

老後を含めた将来はどうなるの?

公務員ですから退職までの給料は安定して保証されています。

 

定年退職後も十分な退職金をもらえるうえに、再就職先を斡旋してもらえたりします。収入に困ることはまずないでしょう。

 

退職金はどこの消防本部でも定年まで勤めれば約2000万前後もらえると思います。こないだ定年退職された高卒の救急隊長は二千数百万円もらったと話していました。

 

現役時代は50代で年収1000万はもらっていたそうです。高卒で安定してこれだけの給料をもらえる職業は中々ないでしょう。

 

ですから、湯水のようにお金を使わなければ老後の貯蓄もかなり残るかと思います。

 

また、共済年金を毎月積み立てていますから、年金も間違いなく十分にしっかりと払われます。

 

つまり、最近話題となっている老後2000万円問題は消防に就職することですでに解決されています。

 

どうやって出会えるの?どうやったら結婚できる?

消防士(救命士)はよく合コンや街コンなどに参加しています。

 

なので、そういったイベントに積極的に参加していくのがいいでしょう。

 

仕事上では看護師や保育士と接点があるため、その仕事をしている友人から紹介してもらうのもいいでしょう。

 

また、救命講習など消防署が主催しているイベントに参加すれば消防職員と知り合うチャンスもあります。

 

なんなら、何の用事が無くても消防署巡りをして、お気に入りの消防職員に連絡先をわたすなどしてもいいかもしれません(笑)。受け取りを断る人はほとんどいないと思います。

 

では、付き合ったとしてどうやったら結婚できるか?

 

消防職員は家庭に癒しを求めている人が多いです。十分に癒してあげてください。

 

また、交替制職員は仕事の日は1日家を空けるため、留守中に家を任せられるしっかりとした女性が好まれると思います。

 

最終手段として子供を先に作るという手もあります。消防職員は情に厚いため、簡単に中絶しろとは言えないですし、公務員は問題を起こす者を極端に嫌い、下手すればプライベートの事でも処分を受けるため、職場で面倒くさいことにならないようにしっかりと責任を取ろうとします。ただ、この手を使うと円満な結婚生活を続けることができなくなる可能性もあるためあまりオススメはしません。

 

とにもかくにも、消防職員に限らず、相手の求めていることを与え続ければ結婚へ結びつくのではないかと思います。

 

僕が結婚を決めた理由は、しっかりしていて性格が良さそうだというのもありましたが、やっぱり癒しを与えてくれていたからというのが大きいと思います。

 

まとめ

消防士(救命士)との結婚は

・・・・・・オススメ」!

  • デメリットよりメリットの方がはるかに大きい

 

  • 給料は「良い」もしくは「悪くはない」。さらに安定性がある。

 

  • 結婚式は面白い礼服を着たり、消防劇をやってもらったり特別な演出ができる。

 

  • 転勤は無し。普通に暮らしていれば生活で特段制限されことはない

 

  • 収入が安定しているため子供は複数人つくれるし、育児にも協力してもらいやすい。

 

  • 老後は十分な退職金がもらえ、再就職先を斡旋してもらえたりもする。

 

  • 簡単に出会いやすく、結婚もしやすい

 

以上、「消防士や救命士との結婚ってどうなの?」でした!最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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write by 宮部泰直

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