消防学校で給料ってもらえるの?《結論:もらえます》【元東京消防庁消防士・救命士が徹底解説】

学校

こんにちは、元東京消防庁消防士・救命士のきゅーぶです!

 

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます!

 

今回は、「消防学校で給料ってもらえるの?」がテーマです。

 

結論から言うと

 

・・・もらえます』!

 

でも・・・

  • 実際、どれくらいもらえるの?
  • ボーナスも出るの?
  • お金は貯まる?

 

こういった疑問に対し、実際に東京消防庁消防士・救命士として10年以上働いていたきゅーぶが徹底解説します。

 

※ここでいう救命士とは消防勤務の救命士です。病院等に勤務する救命士の事ではありません。消防勤務の救命士は消防士であることが前提ですので、「消防士」を「消防勤務の救命士」と読み替えてもらって構いません。

 

実際、どれくらいもらえるの?

さて、消防学校でも給料がもらえるのはわかりましたが、実際にどれくらいもらえるのか気になりますよね。

 

下の表は僕が消防学校に入校して消防署に配属されるまでにもらった実際の給料です。

 単位:円 総支給額 控除額 手取り額
2006年4月 237,328 37,551 199,777
2006年5月 237,328 58,936 178,392
2006年6月 237,328 44,374 192,954
2006年7月 237,328 44,374 192,954
2006年8月 237,328 44,374 192,954
2006年9月 237,328 45,393 191,935
合計 1,423,968 275,002 1,148,966

 

「総支給額」とは何も引かれていない状態の支給額です。

 

「控除額」とは所得税、各種共済掛金(長期・短期・福祉)、互助組合費、消防協会費といった総支給額から引く合計額です。

 

「手取り額」とは総支給額から控除額を引いた、実際に振り込まれる金額です。

 

僕が在校中に実際にもらったのは東京消防庁Ⅰ類(大卒程度)の手取り額で毎月約19万円、在校期間中の合計は手取り額で約115万円になります。

 

ところで、こんな古いデータより最新のデータが気になりますよね。

 

総支給額は年々上がっており、2021年度の東京消防庁Ⅰ類(大卒程度)の総支給額は253,300円で、東京消防庁Ⅲ類(高卒程度)で213,900円です。東京消防庁Ⅰ類(大卒程度)の手取り額で毎月約20万円、在校期間中の合計は手取り額で約120万円と推測されます。東京消防庁Ⅲ類(高卒程度)では手取り額で毎月約18万円、在校期間中の合計は手取り額で約108万円と推測されます。

 

東京消防庁の他の区分の初任給が気になる方はこちらをご覧ください。

 

ただ、大都市や政令指定都市などではない地方消防の場合はこれよりいくらか少ないと思います。

 

ボーナスも出るの?

結論から言うとボーナスも出ます。

 

入職して3か月で、しかも勉強と訓練をして体を鍛えているだけでもらえるんです!

 

下の表は実際に僕が初めてもらったボーナスの額です。

 単位:円 総支給額 控除額 手取り額
初回夏ボーナス 382,690 66,253 316,437

 

公務員の夏のボーナスは6月30日に支給されます。

 

僕が実際に初めてもらった初回夏ボーナスの手取り額は316,437円でした。

 

なので、6月の月給と合わせると6月の合計収入は僕の場合509,391円となります。

 

社会人になったばかりでひと月にこんな大金手にできるなんて凄いですよね(笑)

 

2021年現在は東京消防庁Ⅰ類(大卒程度)の手取り額で約34万円東京消防庁Ⅲ類(高卒程度)では手取り額で約28万円と推測されます。

 

ここで、日本の新卒がどれくらいボーナスをもらっているか見てみましょう。

新入社員のボーナスに関する産労総合研究所の調査によると、夏の支給額の平均は大卒で8万7,636円、高卒で6万9,064円となっています。

引用元:フレマガ

 

圧倒的に違いますね!(笑)

 

消防学校で自分を磨いているだけで民間の新卒よりこんなに多くもらえるのですから恵まれていると言えますね。

 

ボーナスも含めると僕が在校期間中にもらった金額の合計は約147万円でした。2021年現在では東京消防庁Ⅰ類(大卒程度)の手取り額で約150万円と推測されます。東京消防庁Ⅲ類(高卒程度)では手取り額で約136万円と推測されます。

 

お金は貯まる?

ほとんどの人が貯まっていると思います。

 

消防学校は全寮制のため、家賃・水道・光熱費・通勤費はかかりませんし、食費も食堂で安く済ますことができます。

 

つまり、お金を使う必要性がほとんどないのです。

 

平日は散財している余裕はないですし、休日もなんだかんだ自分磨きをしていて散財している暇があまり無いため、もらった給料はほぼほぼそのまま貯まっていく感じです。

 

入職して半年で100万円以上貯まるなんて、実家暮らしだとしても民間の新卒では中々難しいことです。

 

なので、同級生と比べるとほとんどの人より圧倒的に貯まっていると言えるでしょう。

 

まとめ

消防学校で給料は

・・・もらえます』!

 

  • 実際にもらえる額は2021年東京消防庁Ⅰ類(大卒程度)の手取り額で毎月約20万円。在校期間中にもらえる合計は約120万円。ボーナスも含めると約150万円東京消防庁Ⅲ類(高卒程度)の手取り額で毎月約18万円。在校期間中にもらえる合計は約108万円。ボーナスも含めると約136万円。大都市や政令指定ではない地方消防はこれよりいくらか少ない。

 

  • お金は家賃・水道・光熱費・通勤費などの固定費がかからず、使っている暇もあまり無いのでもらった分そっくりそのまま貯まっている人が多い

 

以上、「消防学校で給料ってもらえるの?」でした!最後までお読みいただきありがとうございました!

 

「消防士(救命士)のボーナス」について気になる方はこちら

 

「消防士(救命士)がモテる理由」について気になる方はこちら

 

「消防士(救命士)との結婚」について気になる方はこちら

 

「消防士(救命士)と英語」について気になる方はこちら

 

【Instagram】https://www.instagram.com/cube_qqqmeisi/

 

【Twitter】https://twitter.com/cube_QQQmeis

 

【Tik Tok】https://www.tiktok.com/@cube_qqqmeisi

 

【note】https://note.com/cube_emt/

 

【メルカリ】https://jp.mercari.com/user/profile/889233773

 

【LINEオープンチャット】
「🚑救急救命士の雑談広場🏥」
 
 
 
『きゅーぶ』について知りたい方はこちら

 

 

write by 宮部泰直

コメント

タイトルとURLをコピーしました